葉酸
赤ちゃんが産める体になったら、葉酸を十分摂りましょう。厚生労働省が2000年12月に発表しました。
普段から不足しがちな成分といわれる葉酸は、妊娠がわかってから補給しても間に合いません。
それに葉酸の効果は妊婦以外にも、赤ちゃんから中高年まで多くの健康効果をもたらすことがわかっています。
葉酸はビタミンB郡の一つで、昔はビタミンMと呼ばれ酵素の働きを助ける補酵素として働いています。
遺伝子の元となる核酸(DNA)の合成や、たんぱく質の合成に欠かせない葉酸は生命維持に不可欠な栄養素です。
食品から摂るなら、葉酸という名前のとおり、ほうれん草や春菊等の葉物野菜にたくさん含まれています。
最近では葉酸サプリメントも人気がありますが、葉酸を通常のたまごの約3倍の含有していていろんな料理に使える葉酸たまごも話題になっています。

妊婦が葉酸を取ることによって、新生児の神経管欠損症を予防する効果があります。神経管欠損症は先天性奇形で脳がない無脳症や脊椎の一部が割れている二分脊椎症などがこれにあたります。
葉酸は胎児の脳や脊椎の発育にとても重要な役割を果たしているので、葉酸が不足すると先天性の神経系に障害を持つ子供が生まれるリスクが高まってしまいます。
葉酸はビタミンB12の血液を作る作用を補助しているので、葉酸が不足すると貧血を起こしやすくなります。
葉酸が不足するとホモシステインという物質が増えて活性酸素を発生させて、血管にダメージを与えます。(ホモシステイン血症)
葉酸不足がすすむと、心臓病や脳溢血のリスクが高まってしまいます。
葉酸は活性酸素によってダメージを受けた核酸(DNA)を修復する働きを助けます。
葉酸は脳の伝達物質であるセロトニンやアドレナリンの元となるメチオニンの生成を補助しています。
葉酸が不足すると正常な赤血球をつくることができずに、酸素を運ぶ能力が乏しい巨赤芽球(きょせきがきゅう)が生まれます。
巨赤芽球による悪性貧血(巨赤芽球貧血)がつづくと体内に十分に酸素がいきわたらないため、細胞が十分な栄養を取り込むことができなくなって、すぐに疲れやすくなったり、精力不足などの症状に襲われます。
葉酸には特に大きな副作用はないようです。
ただ、抗がん剤と併用すると呼吸困難に陥った例があるので、抗がん剤を使用して治療を受けている人は葉酸の摂取は避けましょう。
厚生労働省は妊婦や妊娠を予定している女性にサプリメントで一日0.4mg(400μg)の葉酸の摂取を進めています。
一日あたりの摂取量に葉酸が70〜200μg含まれて煎る食品には保険機能食品の表示が認められています。
食品から摂る葉酸の一日の推奨量は、18歳以上の成人で男女ともに240μg。妊婦なら440μg。授乳期なら340μgの葉酸が必要になります。
ちなみに一日の食品以外のサプリメントなどからの摂取量の上限値は1000μg。
葉酸はとても重要な成分なのに不足しがちな成分なので、サプリメントや葉酸たまごなどで、しっかり葉酸を補うように心がけましょう。
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